蔦屋書店でクレジットカードもモバイルTカードも使えない
先日、高知蔦屋書店でランチを食べたのだが、その時に気になったのが支払いにカードが使えないことだ。
高知蔦屋書店 ⇒ 広い店内に多数のテナント
高知蔦屋書店は、高知県高知市南御座にある書店だ。2018年12月3日にオープンしたばかりだ。従来のDVDレンタルを核としたメディア販売型のTSUTAYAとは違い、書店を核としたライフスタイル提案型の店舗となっている。この日は土曜日と言うこともあって駐車場は満車だ。建物の北側には、テラスが設置されている。
最近話題のQRコード決済だけでなく、クレジットカードも使えない。
テナント3店舗で買い物したのだが、どこもカードの利用は不可だった。
さらにTポイントは使えるのだが、モバイルTカードは使えなかった。
高知蔦屋書店は去年オープンしたばかりで、レジも最新型のはずなのだが。
レジが貧弱すぎる
以前、セブンイレブンでnanacoの意外な制限に戸惑ったことがあった。
その時に感じたのが、キャッシュレス決済への対応の鈍さだ。
今回も、それを強く感じた。
蔦屋書店といえば、Tポイントの牙城。
なのに自分の所のポイントカードシステムがテナントで使えないとは。
レジの導入コストが問題になるのかも知れないが、今やタブレットがあれば無料でレジシステムが組める時代だ。
デベロッパーとして、テナントに導入させる徹底度が低すぎるのではないか。
システム思考の欠如
paypayやLINE payなど、決済の世界は激烈な競争が巻き起こっている。
会員確保のために、多額のコストを掛けている。
それなのに、TSUTAYAはせっかくのTポイントのシステムを無駄にしているように思えて仕方ない。
GAFAの例を引くまでもなく、顧客情報をいかに収集し立体的に活用していくかが、今後の企業の成長戦略に欠かせないはず。
なのに、一番大切な決済の部分で戦略の徹底ができていないのは大問題だろう。
ファミリーマートのTポイント離脱など、TSUTAYAを見限る企業が続出しているのは、こうしたシステム思考の欠如が理由ではないだろうか。
せめて足下の蔦屋書店だけでも、Tポイント経済圏を死守するくらいの気概が欲しかった。
Tポイントは、このまま凋落していくのだろうか。