前々から気になっていたiPhoneアプリ「WorldCard Mobile」を導入してみた。
無料バージョンで試してみると、実に認識力が高い。
価格は1,200円と高めだが、十分にその価値はあると思った。
WorldCard Mobile – 名刺認識管理 – Penpower Technology Ltd.
iPhoneのカメラで名刺を撮影するとOCRで認識し、氏名、住所、会社名、電話番号などことごとく正確に割り振って「連絡先」に登録してくれる。
外国のソフトにもかかわらず思った以上に正確に日本語を読み込むし、縦書き、横書きも自動で認識する。
さらに名前にはフリガナまで自動で入れてくれるという、信じられないほどの快適さ。
もちろん100%正確に認識、とまでは行かない。だが訂正も簡単だ。
十分にメインの管理システムとして使えるレベルと言える。
さらにこのソフト、姉妹ソフトの「WorldCard Contact」と組み合わせると、さらに使い勝手が良くなる。
この「WorldCard Contact」は、要するにiPhone標準の「連絡先」を強化するソフトだ。
グループ分け出来たり、名刺の写真を表示できたり、一覧に会社名を表示できたり、なにかとかゆいところに手が届く。
横向けにすると名刺画像をまるでitunesのカバーフローのように流し見できる。
- このソフトを立ち上げて名刺を撮影する。
- 「日本語」ボタンを押すと、自動的に「WorldCard Mobile」に切り替わり名刺を認識してくれる。
- 間違いがないか確認して「連絡先」に登録する。
- 「WorldCard Contact」に自動的に戻ってくる。
- 撮影した写真は、そのまま「連絡先」に紐付けられている。
たしかに不満な点もある。
- 私が使っているのはiPhone3GSなので撮影した名刺の写真が若干暗めになってしまう。もっともiPhone4なら、そういう不満もないだろうが。
- ジオタグ対応してもらいたい。今いる場所に近い人を抜き出してこられるようになると、会社訪問した時など便利に違いない。
- evernoteとの連動も欲しい。その人に関する情報を片っ端からevernoteから引っ張ってこられるようになれば、最強ではないかな。
こちらのソフトは450円だった。
これら2つのアプリを合わせて購入しても1,650円。
もともと「WorldCard Mobile」は2,300円で販売されていたようなので、価格的にはお得なのかも知れない。
ビジネスで名刺交換することが多い人には、ぜひおすすめしたいアプリである。