au WiFi Waker DATA08Wを契約した
12月1日に発売になったau WiFi Waker DATA08Wを、さっそく契約した。
取り急ぎ使ってみた感想を書いてみる。
DATA08Wは、WiMAXと3Gが使えるポータブル無線ルータである。
今まで俺はdocomoを使うBUFFALOのDWR-PGを使っていたのだが、こちらからの変更となる。
DWR-PGはdocomo回線らしく相当へんぴな場所に行っても安定して通信できるので気に入っていたのだが、最近なぜかブチブチと切断することが多くなった。
また3Gでの通信なので速度もせいぜい1Mbps程度しか出ない上に、よく使う場所は電波の関係か100kbpsを切ることもしばしばで、かなりストレスとなっていた。
そしてアクセスできるサイトに制限がある(youtubeなど動画サイトは不可)事もあり、思い切ってauに乗り換えることにしたのだ。
DATA08Wに触れてみる
さっそく開梱してみる。
大きさは、ほぼiPhone4Sと同じ。
厚さは1.5倍ほどあるので、ずんぐりとした感じだ。
カタログでは109×60×17.7mmとなっている。
DWR-PGより長さは長い。
実際には厚みはほぼ同じで幅はDWR-PGより短いのだが、かなり大きく感じる。
側面にボタンが2つあるだけのシンプルな外観。
底面は丸みを帯びていて、なかなかスタイリッシュだ。
液晶表示もはっきりと見えるので、DWR-PGの見づらい3つのランプとは雲泥の差である。
ずっしりと重く感じるが、実際には125gしかない。
DATA08Wのスペック
auによると、WiMAX利用時は下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbpsで通信でき、Wi-Fi機器と最大5台まで同時接続できるらしい。
またWPAとWEPを混在利用できる「マルチセキュリティ」機能があるので、ゲーム機などを接続するときも安心感がある。
バッテリーはWiMAXを連続利用したら270分ということなので、おいおい検証してみようと思う。
ただこの機種は充電器は別売りなので、別途MicroUSBケーブルを買ってPCと接続して充電できるようにするなどの準備が必要だ。
USBで本体の設定をするプログラムなども入っているが、特殊な使い方をする場合以外は必要ない。
俺はデフォルトの状態で使うことにして、パスワードを入力するだけで簡単にiPhoneを接続することができた。
WPSにも対応しているが、今回は利用しなかった。
果たしてWiMAXの実力は?
期待したWiMAXの通信速度だが、実際に使っている場所で測定してみた。
まずは部屋の中に置いて計ってみると、下り2.5Mbpsという結果になった。
auのうたい文句では「下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbps」となっているのだが、まあ最初からこんなには出ないとは思っていた。
2年ほど前にUQのお試しでWiMAX端末を借りて数日テストした際は、1Mbps程度。しかも電波が安定せず、頻繁に接続と切断が繰り返される状況だった。
その経験からすると、このDATA08Wは通信は安定しているようだ。
この時のDATA08Wのアンテナ表示は2本だった。
次にDATA08Wを窓際に置いて測定してみた。
こういう使い方ができるのが、ポータブル無線ルータの魅力だ。
その結果、6.6Mbpsの速度が出た。
やはり窓際は電波の受信状態が良いために、かなりの速度が出ている。
WiMAXとしては遅いのだろうが、今まで3Gで接続していたことからすると雲泥の差だ。
3Gで接続してみた
次に3G回線でスピードテストをしてみた。
DATA08Wを窓際に置いて測定すると、1.1Mbpsであった。
これはDWR-PGの状態が良いときの速度と同程度だ。
このくらい出てくれれば、特に問題ではない。
ただレイテンシーが悪いのが、多少気になる。
感想
使い勝手、スピードの面では、十分に満足できるものだ。
もちろんWiMAX本来のスピードは全く出ていないのだが、高知という立地条件では致し方ないだろう。
それよりも例えば石鎚山の山頂でも通信できるか、という3G通信の実力の方が心配だ。
こちらはこれから順次テストしていくしかないのだが、docomoと同レベルのエリアカバーであるならば、十分に使えると判断している。
そして費用の面で、少しコストダウンになったのもうれしい。
docomoでは、6,412円の支払いをしていた。
今回auになることで、支払額は4,935円になるはずだ。