「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」無料化の激震

なぜ無料化したのか

今回のプレスリリースで、Yahoo!ショッピングの無料化が発表された。

無料ですよ、無料。
今まで少ないながら、それなりに出店者を確保し、安定した収入があったはず。
それを捨ててまでの大胆な戦略だ。
まあ楽天やAmazonの攻勢の前に鳴かず飛ばずで、モール閉鎖の噂も絶えなかったとはいえ、かなり思い切った作戦に出たものだ。
確かに最近は無料で販売できることを売りにするサイトが増えてきていた。

それにしてもYahoo!ショッピングといえば楽天、DeNAと並んで三大モールなどと言われていた時代があって、ガラケーモールとしてもdocomoの楽天、auのDeNA、SoftBankのYahoo!ショッピングとして市場を分け合ってきた。
それが後発の無料モールと同じ戦略をとるとは、正直驚かされた。
やはり楽天やAmazon、カカクコムとの差別化に失敗したということだろう。

Yahoo!はどのように採算を取ろうとしているのか

今回の発表では、Yahoo!ショッピングでは初期費用無料、月額出店料無料、売上ロイヤルティ無料と言うことなので、Yahoo!ショッピングが徴収できる部分は

  • 決済手数料
  • アフィリエイト手数料
  • 広告

のみということになる。
最近はSquareなどの決済業者が進出してきたことにも明らかなように、口銭を稼ぐことで十分にビジネスになると言うことなのだろう。

無料化によってYahoo!ショッピングはどうなるのか

無料と言うことになると、今まで採算性を考えてYahoo!ショッピングへの出店を躊躇していた零細企業がこぞって出店してくる可能性がある。
とくに地方の農家や漁師が、真の意味での産直販売を行うことが可能となるだろう。
プレスリリースにもあったように、季節性が高く年間契約になじまなかった部分が可視化され、出店者の大量獲得につながる可能性がある。

これからのEC業界の行方は

楽天ひとり勝ちのEC業界だが、そのライバルとして最右翼のYahoo!ショッピングが大胆な変革をしたことから、少なからぬ影響があるだろう。
また自社ドメインだけで運営してきた無数のネットショップが、その集客力を魅力と感じてYahoo!ショッピングにこぞって出店する可能性もある。
まだまだEC戦国時代は続きそうだ。